なぜここにいる
ふと、思ったことがありますか。
- 私は誰だろう。
- なぜ存在しているのだろう。
- 死んだらどこに行くのだろう。
必ず、誰でも人生の目的について考えた経験があるでしょう。人間のユニークなところです。
むろん、人間存在の目的に関してはいろいろな世界観があり、人間歴史の中で哲学者、作家、芸術家、宗教家をはじめ、多くの人々によって論じられています。「私はこう信じて生きているからそれでいい」という考えが普通かもしれません。
しかし、私たちがどう信じようと現実は変わりません。地球は平らと信じていた時代がありましたが、だからといって、地球は今は丸いが、ひと昔は平らだったというわけではありません。
もし、人類は偶然に進化した生物であることが真理なら、理由もなく現れた存在として客観的な目的はありません。生まれてきたから、生きようとしているだけです。肉体的に死ぬ時に私たちの存在は終わります。
でも、人間が自分の目的を考えるのは、目的が客観的に実在するからではないでしょうか。例えば、お腹が空くのは生物として食べる必要があるからですが、同時に、環境に食物が実在するからです。お腹が空く>食物を探す>食物を見つける>食物を食べる>お腹がいっぱいになる。もし、食物が環境に実在しなかったら、見つけることはできません。「お腹が空く」という機能そのものの意味がなくなります。
この記事では、人間のオリジンから目的を考えていきます。