学者たちの判断
ハーバード大学のクリフォード・ハーシェル・ムーア教授は次のように述べています。「イエスを知る者はみな、我々の救世主が神話に出てくる神とは異なることを知っている。イエスは神話の登場人物ではなく、確かに歴史上実在したのである。キリストを信じるものは、神話のような根拠のない想像の産物を信仰の拠りどころとしているのではない。我々は、明白かつ十分な歴史的根拠のある事実を基にイエスを信仰しているのである。」[16]
イエスは実在の人物ではないとするエレン・ジョンソンや、バートランド・ラッセルの主張に賛同する歴史家はごくわずかです。イエスの生涯を記したおびただしい数の文書や、彼が歴史に残した大きな影響、そしてはっきりと事実であると確認された歴史的証拠により、学者たちはイエスが実在したと確信するに至ったのです。神話や伝説にここまでのことができるでしょうか?「はい」と答えるのは一部の懐疑的な学者達だけでしょう。
ケンブリッジ大学のマイケル・グラント博士は次のように書き記しています。「結論として、近代に至るまでキリスト=神話説を証明しようと様々な評論が成されてきたが、そのどれもが失敗に終わった。これまでに繰り返し、一流の学者によってキリスト=神話説が否定されてきたので、最近ではまともな学者は危険を冒してまでイエスの非史実性について議論しようとはしない。」[17]
イエール大学のヤロスラフ・ペリカン博士は次のように語りました。「ナザレのイエスに対する我々の思いや信仰を抜きにしても、約20世紀もの間、彼は西洋文明において最も影響力のある人物であった。彼の誕生により多くの民族の暦が始まり、彼の名において何百万という呪いと祈りが唱えられてきたのである。」[18]
イエスは本当に死から甦ったか?
現代における最大の疑問は「本当のイエス・キリストは誰か?」というものです。
イエスは、単に他より優れた人間に過ぎないのでしょうか。それとも、パウロやジョンをはじめとする彼の弟子たちが信じていた通り、肉体をもった神だったのでしょうか?(「イエスは神か?」をご覧下さい。)
イエス・キリストが語り行動するのを目撃した人々は皆、イエスは処刑後、肉体の死から甦ったと信じていました。もしこれが間違っているならば、現代に至るまでイエスを信じ従ってきた人々はみな、嘘を支えとして生きてきたことになります。しかしそれが本当だったとしたら、イエスが神や彼自身、そして我々について語った奇跡のすべてが事実と認められるのです。
それでは我々は、イエス・キリストの復活を信仰によってのみ信じればよいのでしょうか?事実であることを裏付ける証拠はあるのでしょうか?懐疑的な学者たちは、イエスの復活に関する記述が誤りであることを証明しようと歴史文献の調査を始めました。さて彼らは何を発見したでしょうか?
こちらからイエス・キリストの復活に関する興味深い話を読むことができます
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ダ・ヴインチの陰謀は存在するか?
有名なモナ・リザの微笑みの中に、イエス・キリストに関する驚愕の陰謀説の手がかりがあるとされています。イエスはマグダラのマリアと結婚していたのでしょうか?コンスタンティン皇帝はイエス・キリストの真実が書かれた記録の隠滅を命じ、現在我々が崇拝している神を新しく作りあげたのでしょうか?
ダ・ヴインチ・コードに関する真実 はこちらをクリック
イエスは死後何が起きると語ったか?
イエスが死から甦ったのならば、死後何が起きるかよく知っているはずです。彼は命の意味と我々の未来についてどのように語っているでしょうか。神へと通じる道はいくつもあるのでしょうか、それともイエスが言ったようにたった一つなのでしょうか?「なぜイエスか?」を読んでその驚くべき答えをみつけてください。
イエスは人生に意味を与えられるか?
「なぜイエスか?」では、現代でもイエスは通用するかという疑問を取り上げています。イエスは我々が抱く人生における大いなる疑問「私は誰か?」「私はなぜここに存在するのか?」「私はどこへ行くのか?」に答えることができると思いますか?中には失墜した教会と十字架の権威を目の当たりにし、できないと言う人もいます。彼らはイエスは去り、我々は独力で、この制御不能な世界に立ち向かわなければならなくなったと考えています。しかしイエスは冷淡で無力だとあきらめる前に、彼がこの地上における生命とその意義について何と語っているか見てみましょう。この記事ではイエスが地上に現れた理由について取り上げています。
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