新約聖書
新約聖書に収められている27の書物は、イエスを実際に知っているかイエスの話を最初に伝え聞いた人々によって書かれたといわれています。4つの福音書の中には、イエスの生涯と彼の言葉がそれぞれの観点から記されています。それらの文書は、イエスを信じる学者またそうでない学者によって仔細に調べられてきました。
その1人、ジョン・ドミニク・クロッサンは、福音書に書かれている言葉の中で実際にイエスの口から語られたのは全体の20%以下だと考えています。ですがこの疑り深い学者でさえ、ナザレのイエスが実在したことに異議を唱えてはいません。
クロッサンや彼と似たような見解をもつ少数派の学者たちもいますが、大多数の歴史家たちが福音書はイエス・キリストがどういう人物だったかを明確に伝えているという点で合意しています。新約聖書そのものが信頼に値するかどうかについては、他の記事に書かれていますので(‘Jesus.com’をご覧ください)、また違った資料を参考にイエスが実在したかどうかみていきましょう。